カラダと呼吸のこと
"口"での呼吸が不調の原因?!
普段、無意識に行っている呼吸、どこから息を吸って、どこから吐き出していますか?
哺乳類は、鼻から呼吸する生き物で、私たち人間も 本来は鼻で呼吸をするようにできています。 ところが、最近は 口で呼吸する人が増えています。
鼻で呼吸をすること(鼻呼吸)で、雑菌等の進入を防ぎ、空気を加温・加湿して体に最適化された状態で取り込むことができます。しかし口で呼吸をすると(口呼吸)、
それらのプロセスを行うことができません。
そのため、口呼吸をつづけていると扁桃や上咽頭( 鼻とノドの間の部分 )が炎症を起こし、長引く咽頭痛などの症状や、様々な疾患を引き起すことがわかってきました。
さらに、口呼吸が長期にわたり習慣化してしまうと、歯並びにも悪影響を及ぼします。
舌の正しい位置?
舌の先はどこにありますか?
口を閉じたときに、舌の先が上あごの先端につくのが正常な位置です。
口呼吸の人は、舌を拳上する筋力(舌圧)が低下してしまうため、舌の先が上の前歯の裏につきます。
口の体操をすることで舌の位置が正常化し、鼻呼吸をしやすくなります。
鼻呼吸を取り戻そう!

鼻呼吸を習慣化するためには、口の周り(口輪筋)や舌の筋力をアップする体操が効果的です。
みらいクリニック院長 今井一彰先生が考案した『あいうべ体操』をベースに舌の体操を強化した、『かっ!い〜う〜べ〜体操』をご紹介します。
イラストのように大きなおくちで1日30セットを目安に行います。
ただし、あごに痛みがある場合は、「い〜う〜」のみを行い、無理をせずに継続することが大切です。
寝ている時の呼吸が気になる場合には
夜、無意識に口呼吸をしてしまわないよう、就寝時に優肌絆®などのサージカルテープ(医療用テープ)を口に貼って寝る方法もお勧めです。
薬局等では、優肌絆®などのサージカルテープをもとに口専用に作られた口テープも販売されています。
5cm程度のテープをややきつめに閉じた口の中央に縦に貼って寝るだけです。はがす時は、上からゆっくりとはがして下さい。(幼児や、自分の意思で口テープをはがせない方、鼻づまり等により鼻からの呼吸が困難な方は使用を避けて下さい。)
口呼吸 撲滅!
AdaBio株式会社では、口呼吸による体の不調で悩む方に、鼻呼吸と健やかな毎日を続けていただくため、鼻呼吸の大切さを広く知って頂きたいとの願いから 口呼吸をやめて鼻呼吸を習慣化する『口呼吸撲滅活動』を進めております。

『かっ!い〜う〜べ〜体操』を毎日忘れず行えるように、お風呂ポスターを作りました。

鼻呼吸の大切さを知っていただける『鼻呼吸啓蒙ポスター』もございます。
ご希望の方は、弊社までお問合せ下さい。